国のない男

カート・ヴォネガット 著、金原瑞人 訳「国のない男」(2017, 原題2005)です。

戦後アメリカを代表する作家・ヴォネガットの、シニカルな現代社会批判が炸裂する遺作エッセイ。この世界で生きる我々に託された最後の希望の書です。

タイタンの妖女を読んだ後に、たまたまTroublemakersの選書で出会ったこの一冊。SF小説でもテーマが一貫している彼の、飾りっ気のない言葉が刺さります。それは世界が今も変わってないことを意味するのでしょうか…(Ammel)。