WESTERN VINYL
Wao / Shabason, Krgovich, Tenniscoats
Wao / Shabason, Krgovich, Tenniscoats
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Shabason, Krgovich, Tenniscoatsによる「Wao」LP (2025)です。
2024年4月、Joseph ShabasonとNicholas Krgovichは、Shabason & Krgovichとして初めて日本で演奏するため、2週間にわたる日本ツアーへと旅立ちました。絶妙な巡り合わせのもと、Tenniscoatsの2人がツアーに同行し、松本、名古屋、神戸、京都、東京でバックバンドとして共演することになりました。
彼らが滞在したのは、117年の歴史を持つコロニアル様式の邸宅をアーティスト・レジデンスとして改装した、名高いグッゲンハイム邸でした。
用意された曲は一切なく、彼らはメロディで遊ぶように演奏を始め、即興の中から断片を引き出し、少しずつひとつの形へとまとめていきました。やがて、さやとKrgovichは、歌詞の書き方において互いに近い感覚を持っていることに気づきます。サービスエリアの空を見上げながら、日本語の雲の呼び名(うろこ雲、龍雲、いわし雲、ねむり雲、ひつじ雲)を共有したり、衣料品店の箱の中から左右揃いの靴下を探したり、神戸市立王子動物園で老衰のため亡くなった愛され者のパンダ「タンタン」へのオマージュを歌にしたり——彼らは日常の中にひそむ魔法を見つけ出し、それに向かって歌うのです。
この体験は、まさに「毎日の中の魔法」そのものになっていきました。作業のあいだ、彼らはグッゲンハイム邸の窓から、太平洋の波が寄せては返す様子を眺めていました。その2日間で、彼らは8曲を作曲・録音し、制作された順番のまま収録されたアルバムは『Wao』と名付けられました。
「このアルバムの面白いところは、ここが録音スタジオではまったくないという点です。その分、とてもライブ感があって、しかも線路のすぐそばなので、電車が通る音が録音に入ることもよくあります。それが作品に大きな魅力と個性を与えていると思います」とJosephは語ります。
「すべてが夢のようで、あっという間に終わってしまったので、帰国してから数週間はそのことを忘れていました。でもセッションを開いてみた瞬間、私たちが特別な何かを生み出していたことがはっきりと分かったんです。」
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