偶然の散歩
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あたり
独立研究者 森田真生による「偶然の散歩」(2022)です。
思索、数学、子供との時間、今という瞬間…
偶然の日々の中で一度きりのすぐ近くにある、永遠をつかみたい――
その思いを胸につづられ、あふれでてきた、詩のような言葉たち。
散歩は、子どもたちとの本当の散歩のときもあれば、先人や先達との、時空を超えた思索の散歩のこともあった。二度とない偶然の散歩を、心に刻みつけるように書いた。
(まえがきより)
日経新聞「プロムナード」全25回ほかを収録。
『数学の贈り物』から3年半、著者に訪れた大きな変化の感覚が息づくエッセイ集。
散歩、我が子を通して「世界で初めて時差ボケをした人」から「歩くロボット」、「アフリカのことわざ」まで、知らない世界を横断していくエッセイ集。タイトルに惹かれましたが、そこにはやはり九鬼修造の影がありました。偶然性の問題。同じように惹かれた方に読んで頂きたい一冊です。(Ammel)