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みすず書房
一日の終わりの詩集
一日の終わりの詩集
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詩人 長田弘による「一日の終わりの詩集」(2000)です。
「人生ということばが、切実なことばとして感受されるようになって思い知ったことは、瞬間でもない、永劫でもない、過去でもない、一日がひとの人生をきざむもっとも大切な時の単位だ、ということだった」
〈いつかはきっと/いつかはきっとと思いつづける/それがきみの冒した間違いだった/いつかはない/いつかはこない/いつかはなかった/人生は間違いである/ある晴れた日の夕まぐれ/不意にその思いに襲われて/薄闇のなかに立ちつくすまでの/途方もない時間が一人の人生である/ひとの一日はどんな時間でできているか?〉
つまるところ、詩とは過ぎゆく時間と対峙して、自らとことばを確保する営為ではなかろうか? この100年という長い一日の終わりを前にして、これまで素の自分をナマのかたちで表現すること少なかった詩人=長田弘が、はじめて、凛としていさぎよく、自らの〈人生の秋〉を詩った「私」詩篇です。
文庫サイズではないので読む場所は限られます。しかし、だからこそ枕元に置いてスマホの代わりに一日の終わりに読むのもいいのではないでしょうか(Ammel)
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