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講談社
手の倫理
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伊藤亜紗による「手の倫理」(2020)です。
人が人にさわる/ふれるとき、そこにはどんな交流が生まれるのでしょうか。介助、子育て、教育、性愛、看取りなど、さまざまな関わりの場面で、コミュニケーションは単なる情報伝達の領域を超えて相互的に豊かに深まります。ときに侵襲的、一方向的な「さわる」から、意志や衝動の確認、共鳴・信頼を生み出す沃野の通路となる「ふれる」へ。相手を知るために伸ばされる手は、表面から内部へと浸透しつつ、相手との境界、自分の体の輪郭を曖昧にし、新たな関係を呼び覚まします。目ではなく触覚が生み出す、人間同士の関係の創造的可能性を探ります。
何かを作る手、本をめくる手、誰かに触れる手。見過ごしてしまいそうな日常の動作のなかに、人と人との豊かな関係性を見出していきます。何気なく見ていた、感じていた自分の手の動きに少し意識が向くようになります(Ammel)
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