室礼 / 冥丁

冥丁による「室礼」LP(2025)です。

デジタル配信のみだった作品が遂にバイナルでリリースです。

広島在住の音楽家・冥丁が、日本の伝統と感性を反映させた世界を創作する”WARA”の思想を体現する音楽として制作した本作『室礼』（しつらひ）。日本の四季をさらに６つに分けた暦「二十四節気」の「立春」「立夏」「立秋」「立冬」をテーマに、時の移ろいの抒情性を表現した作品です。
 
EPのタイトルとなった言葉「室礼」（※飾りつけること、設け整えること）の概念を体現するように、間に重きを置きながら、冥丁自らがピアノを演奏、録音、そして細心の注意を払った編集とアレンジによって仕立てられました。
 
「失日本」（失われつつある日本の情緒）を再解釈するという、冥丁の探求するテーマは根幹にありつつも、本作では、これまでの作品とは異なる新しい視点から、冥丁独自の音世界を垣間見ることできます。
 

音楽のコンセプトも勿論面白いもので、室礼という単語にリンクするジャケットも非常に美麗です。冥丁の音楽世界と、バイナルへのこだわりが強いKITCHEN. LABELだからこそ産まれた作品です(Ammel)。