lecteur < > liseur / book selection × Laurine Frost × 2026.01.11

The book selection by Laurine Frost



音楽と本と人の〈あいだ〉を繋げ合う

『lecteur 〈 〉 liseur 』


ammelでセレクトした音楽。それらを創ったアーティストの方々に、選書をして頂く企画です。

第八弾は、ジャンルレスなLENAシリーズ第三作目『MAIDEN』を先月にリリースしたばかりのLaurine Frostです。先人達の歴史と文化を重んじつつ、音楽の新たな領域を切り開いていく彼に選書して頂いたのは次の本でした。

 

オルダス・ハクスリー著『知覚の扉(原題:The doors of perceptions)』

 

 

私は主にハンガリー文学(サーンドル・マーライ、ジュラ・クルーディ)やロシア文学(ゴーゴリ、ドストエフスキー)から影響を受けていますが、20年ほど前、子どもの頃に読んで非常に大きな影響を受けた、一種の古典とも言える本が一冊あります。それがオルダス・ハクスリーの『知覚の扉』です。」

「この本は、あなたの国のマーケットでも比較的手に入りやすいと思います。多くの人は、ハクスリーがメスカリンの影響下でこの本を書いたという点にばかり注目しますが、そうした読み方は非常に表層的で、本質を見落としていることが多いです。(私は向精神物質の使用に反対しており、22年以上アルコールも飲んでいません。)」

 

 

「この本はしばしば『ドラッグ体験の回想』のように扱われますが、それは完全に誤りです。この本は、私たちの周囲にあるものを、まったく異なる、非日常的な視点から「見る」「感じる」ことについて書かれています。そして、私たちの脳や自分自身について、まだどれほど多くのことを知らないかを示してくれるのです。」

「『知覚の扉』は、人間の精神への魅力的な旅であり、天才によって書かれた作品です。ですから、私は間違いなくこの本を勧めたいと思います。」

 

『知覚の扉』をおすすめしてくださって、改めてありがとうございます。
私は薬剤師として働いているので、“ドラッグ・メモリー”という概念にはどうしても興味を持ってしまうのですが、今回いただいた視点も踏まえて、人間探求の一環としてしっかり読んでみようと思います。

 

店頭でグラシン紙で包まれ、文字の陰翳を朧げに映し出している本がありましたら

是非手に取ってみてください。そして、どんな人が選書したのかお気軽にお尋ねください。

その本を大切に想ったり、その本から人生に影響を受けた人の創った音楽が、

ammelにはあります。

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